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2012/09/26 (Wed)
「ちょっと神経質な方みたいです」

そんな触れ込みで 急患のもとへ向かう

患者本人は末期癌で意思疎通もできない方らしいので 神経質なのは旦那さんの模様

初対面な上に そういう方だと 緊張します

どきどき

お会いしてみると 神経質というより
奥様をすごくすごく心配するあまりに質問が細かくなってしまっている方でした

患者さんの容態は安定していて
むしろ医療サイドとしてこれ以上やれることはなく
わたしは血圧などを測定して 質問に答えたり
これから注意すべき点などをお伝えするだけでした

玄関を開けると 「ありがとうございました」 と後ろからくぐもった声

あれ?と振り返ると 目に涙をいっぱい溜めた旦那さんが

「ありがとうございました。次から△先生に診ていただきたいです・・・本当にありがとうございました」


* * *

研修医時代 がんばって走り回って 治療が奏功したり 丁寧に話を聴くことで
患者さんや家族から同じように感謝されたことは何度かあったけれど
ベテラン医の下で働いているから という意識が拭えなかったのかな?感動してもどこか違いました

今だって 分からないことは上司に聞いています
でも 今は患者さんのお宅へ診に行くときはわたし一人
どうしようと頭がパニックになる時も 今まで遭遇したことない状況での急な家族への対応も
はじめてだらけだけれど 全部一人でやらなければいけないです

たとえば手術が成功した とか 治療が効いたとか
そういう積極的な行為ではなく わたしにとって当たり前のことをした後の思わぬ一言

だからかな 今までにない感情が沸いてきたのは


わたしは昨日
一人の医師として初めて 「医師をやっていてよかった」 と心の底から思いました


研修が辛くて辛くて投げ出したくて でも 乗り切ったら違う世界が開けると信じて走りきりました
やめなくてよかった

やってて よかった!



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